作新学院(栃木)が春夏連覇した1962年(昭37)以来、54年ぶりの決勝進出を決めた。

 1回表、2死満塁から5番藤野佑介内野手(3年)の2点二塁打で先制。その後も着々と得点を重ね5回までに9点。15安打で10点を奪い明徳義塾を圧倒した。

 4試合目の登板となったエース今井達也投手(3年)が1死満塁とされたが併殺打で無失点に切り抜けた。

 3回にソロ本塁打を被弾。4回にも失策絡みで1点を失ったがしっかりと試合を作り、5回5安打2失点、96球でお役御免となった。

 今井は江川卓氏(元巨人、73年春4強、夏2回戦)が成し遂げられなかった決勝進出を果たし、偉大な先輩を超えた。