早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算100号を放った。

 愛知県の招待試合に出場し、第2試合の享栄戦の9回1死の最終打席で、「あと1本」コールの中、好投を続けてきた右腕早矢仕(3年)の初球の真ん中ストレートを右翼場外までかっ飛ばした。

 3日の愛知招待試合の中京大中京戦で97、98号、桜丘戦で高校通算99号を放ち、史上2人目100号へあと1本と迫っていた清宮は、第1試合の至学館戦は4打数無安打1三振1四球。変則左腕の川口(3年)に対して本来の打撃ができず、第1打席は四球を選んだが、第2打席以降は一ゴロ、左邪、一失。右腕新美(3年)に代わった第5打席は外角の落ちる球に空振り三振に倒れていた。

 第2試合の享栄戦も第3打席に右翼線を破る右二塁打を放つなど3打数2安打もアーチを描くことができず、不発のまま終わるかと思われたが、最後に本領を発揮した。

 早実は至学館戦は8-4で逆転勝ちし、享栄戦は1-5で敗れた。