昨夏甲子園準優勝の北海が本塁打5本と長打力で札幌南を下し、3季ぶりの地区予選突破を決めた。

 7番井上雄喜左翼手が2回2死からの中越えソロと、6回1死一塁では左越え場外2ランの2発。8回には先頭1番鈴木大和中堅手が左越えソロ、3番川村友斗一塁手(いずれも3年)が無死一塁から右中間2ランを放ち、川村は9回1死一塁からも2打席連発となる中越え2ランで勝利に貢献した。

 昨秋、今春と道大会進出を逃していた平川敦監督(46)は「とりあえずみんなで(南北海道大会が開催される)円山に優勝旗を返しに行けて良かった。南北海道大会まで2週間かけて、もう1回チームをつくってきたい」と先を見据えた。