本庄第一が約8カ月ぶりとなった対外試合で慶応志木に7-1で快勝した。タイプの異なる3投手の継投が決まり1失点。打線も12安打で7点を奪った。

 同校は昨秋の大会後、部員の部内暴力、飲酒、喫煙で2月15日から開会式前日の今月7日まで対外試合禁止、さらに関与した部員の出場は認めないという重い処分を受けた。

 練習試合ができないため週末に紅白戦を重ね実戦練習を積んできた。4月1日に就任した中村大輔監督(42)は「今年に入って試合用のユニホームを着たのは今日が初めて。試合できる喜びを感じてやってくれました」とねぎらった。

 事件に関わった2年生(当時)8人のうち2人が自主退学し、6人は部に残った。「裏方に徹して練習を手伝ってくれた」と中村監督は話した。