2年ぶりの甲子園出場を狙った花巻東がまさかの5安打完封負けで3回戦で姿を消した。盛岡中央の軟投左腕石沢優馬(2年)の130キロに満たない直球に終始ペースがつかめなかった。投手陣は3人の継投で被安打3と粘ったが、3回に相手2番後藤厚樹内野手(2年)に浴びた左翼越え本塁打が決勝点となった。

 05年から続いていた奇数年の隔年出場の神話もストップ。昨年の初戦敗退に続いて今年も涙をのんだ佐々木洋監督(41)は「投手陣は頑張ったが、もうちょっと打ててもよかった。後藤くん1人にやられた感じ。私の責任」と肩を落とした。