函館大有斗が3-1で苫小牧中央を振り切り、20年ぶりの夏の甲子園出場へ好発進した。

 先発した右横手投げエース成田佑太郎(3年)が10安打を浴びながらも、要所を締め1失点。打線は6回に1-1の同点に追いつき、なおも1死満塁で石丸翔也中堅手(3年)が勝ち越しの左前2点適時打を放った。片口伸之監督(37)は「初戦が一番苦しいゲームになると思っていた。成田が粘り強く投げてくれたし、石丸も期待通りの打撃をしてくれた」と、接戦をものにし、安堵(あんど)の表情を浮かべた。