昨夏甲子園準優勝の北海(南北海道)が、逆転で東海大札幌を下し、3年連続で全国最多を更新する38度目の甲子園出場を決めた。0-5から3回に3点、5、6回に1点ずつ入れて追い付き、9回無死二塁、3回からロングリリーフしていた多間隼介投手(3年)が決勝の左前適時打を放った。平川敦監督(46)は「最後は多間を信じて打たせました。プレッシャーもありましたが、選手たちがやってくれた」とねぎらった。投打に活躍の多間は「甲子園では1戦1戦集中して、去年果たせなかった優勝を目指したい」と前を向いた。

 ◆北海 1885年(明18)、北海英語学校として創立の私立校。創部は1901年。48年に普通科男子校として現校名。99年に男女共学化。生徒数1250人(女子587人)。甲子園は春12度、夏38度目出場。OBに元ヤクルト若松勉ら。札幌市豊平区旭町4の1の41。山崎省一校長。

◆Vへの足跡◆

1回戦10-0札幌北陵

2回戦9-0札幌山の手

代表決定戦11-5札幌南

1回戦11-4北照

準々決勝2-1函館大有斗

準決勝11-4札幌大谷

決勝6-5東海大札幌