盛岡大付が2年連続10度目の優勝を飾り、岩手初の3季連続甲子園出場を決めた。

 2回に7番須藤颯内野手(3年)の中前打で先制すると、4回には5番松田夏生捕手(3年)の左翼ポール直撃の本塁打で追加点を奪った。

 6、7回には主砲の3番植田拓外野手(3年)が2打席連続アーチをかけ、高校通算本塁打は60本に伸びて、ゴジラこと松井秀喜(星稜)に並んだ。投げては右腕平松竜也、左腕三浦瑞樹の3年生が無失点リレーを演じた。

 関口清治監督(40)は「前半、よくみんなでしのいでくれて、その結果が後半の攻撃につながってくれた。プレッシャーの中でよく戦ってくれた」とねぎらった。

 盛岡大付の甲子園出場回数10回は、福岡に並び岩手最多となった。甲子園は昨夏2勝して3回戦に進み、今春のセンバツは春夏通じて初めて8強入りした。