京都成章が綾部を下し、19年ぶりの甲子園へ、決勝進出を決めた。

 2回、2死から6番北田諒大捕手(3年)が右越え三塁打を放つと、続いて北山亘基(こうき)投手(3年)が左前適時打を放ち、バッテリー2人で先制点をもぎ取った。

 4回から6回まで毎回1得点し、小刻みに点を重ねた。8回にも、2死二塁から椎原稜矢内野手(3年)の中前適時打でダメ押しの1点を追加した。

 投げては北山が「今日は投球が力んでしまったが、気持ちの面は緊張することなく楽に投げることが出来た」と4安打12奪三振で完投勝利。松井常夫監督(53)も、「北山の投球が1番の勝因」とねぎらった。

 決勝へ向け「僕が良いテンポで投げてリズムを作りたい。1人1人自信を持って投げたいです」と気合十分の北山。エースで頼れる主将が頂点へ先導する。