全国高校野球選手権大会出場を決めた二松学舎大付(東東京)、東海大菅生(西東京)の監督、選手が1日、都庁を訪れ、小池百合子都知事(64)を表敬訪問した。

 小池都知事は「東京は強豪がひしめく中で、東西大会で優勝されて、いよいよ甲子園。まずは東京で勝ち抜き、勝利を手にして、おめでとうございます」と祝福した。

 東海大菅生が、清宮幸太郎内野手(3年)擁する早実を破った西東京大会決勝はテレビで観戦。「3万人を超す観衆の中で、あの清宮君を相手に素晴らしい勝利を収められた。二松学舎大付とともに、都民の皆さん、国民の皆さんを楽しませて、時にはハラハラさせながらも、ぜひ勝ち抜く試合を展開していただきたい」とエールを送った。

 今夏の甲子園は7日に開幕し、15日間の日程で行われる。「ぜひ両方勝ち残って、(決勝が)東京対東京になれば理想以上の理想。決勝戦まで残ったら、私も故郷が兵庫県ですので、応援に堂々と行けます。私を甲子園に連れて行って」と期待した。

 二松学舎大付・松江京主将(3年)は「東東京の代表として、甲子園で優勝できるように元気ハツラツと頑張っていきたい」とあいさつし、東海大菅生・小玉佳吾主将(3年)は「西東京大会は次につなげる野球で勝ってきたので、甲子園でも次につなげる野球で1勝でも多く勝ちたい」と誓った。