日大山形ナインは7日、明徳義塾(高知)との1回戦(9日)に向け、大阪府内の室内練習場で軽めの打撃練習でコンディション調整に努めた。

 中でも快音を響かせたのが、2番後藤裕弥外野手(3年)だ。168センチ、64キロと決して大柄ではないが、今夏はチーム最多の10安打と打ちまくった。荒木準也監督(45)は5割4分5厘の後藤を「ちんちくりんな背格好で“落花生”に似てるけど、しぶとい打撃をする」とキーマンに挙げている。後藤も役割を十分に理解している。「広角に打てるミート力が自分の持ち味。進塁打のセカンドゴロも打てるし小技もできる。いかに次の打者につなげるか」。いぶし銀の活躍が明徳撃破の鍵を握る。