3年ぶり出場の二松学舎大付が19安打14得点の猛攻で、前回に続き、初戦突破。3回戦に勝ち上がった。

 東東京大会全6試合で2桁安打の二松学舎大付。強打ぶりは甲子園でも変わらない。2回1死二塁で6番秋広の右適時打で先制する。続く市川は中越え三塁打。2死後、9番永野も右中間に三塁打を放ち、この回長短4安打で3点を奪った。

 二松学舎大付は4回に加点。7番市川が二塁打で出塁し、9番永野が右前適時打。勝負強い下位打線で得点を重ねる。

 明桜はエースで4番山口が右肩を痛め、登板できなかった。県大会5試合で3失策と堅実な守備を見せたが、甲子園では7回までに6失策と乱れ、リズムを作れなかった。

 二松学舎大付は6回には長短3連打で3点を奪うなど中盤以降も攻撃の手を緩めない。7回までで11得点。明桜は6回に3連打で1点、9回にも松本のソロ本塁打で1点を返すが、反撃が遅かった。

 明桜・輿石監督は4月に公募で監督就任。8年ぶりの甲子園出場は果たしたが、秋田経法大付時代の90年以来の夏甲子園勝利はならなかった。