済美が破壊的パワーを見せつけ、3回戦進出を決めた。3番亀岡京平内野手(3年)が1-0の4回裏、先頭打者で左中間にソロ本塁打。さらに、5-0とした7回裏2死二塁にはダメ押し2ランを中越えにたたき込んだ。1回戦でも1発を放っており、2試合連続の3本塁打。亀岡は「甲子園は思ったより球が飛びますね。ここに来て1本は打ちたいと思っていたけど、まさか3本も…」と話した。

 14年9月に67歳で他界した上甲正典前監督が貫いたパワー野球のDNAを受け継ぐ力強さ。中矢太監督(43)は「“強く、遠くに”が合言葉です。勝つには、大きいのを打つ必要もある。でも、まさかまさか(1試合で)2本も…」。打った本人も指揮官もビックリの大爆発だ。