明徳義塾(高知)が9回の反撃も及ばず、前橋育英(群馬)に敗れた。あと1勝としていた、馬淵史郎監督(61)の春夏通算50勝はお預けとなった。

 8回まで、前橋育英の先発・皆川喬涼投手(3年)を前にわずか2安打。3-0で迎えた最終回に3番西浦颯大外野手(3年)の中前適時打で1点をかえすも、あと1歩及ばなかった。

 馬淵監督は試合後「力負けですね。走攻守全て」と繰り返した。注目されていた50勝については「いつかはするわ。来年もしセンバツにでたら、その話題が出るわ」と笑い、50勝は来春以降に持ち越された。