「KIYOMIYA」の名が、カナダでも脚光を浴び始めた。6日の練習では地元のラジオ局のリポーターが取材に訪れたが、この日は「清宮ファン」と称するカナダ人男性が2日連続で出現。試合前練習後にサインを求められた。男性は「大会前から彼のファンなんだ。彼はベーブ・ルースだ」と興奮した。

 清宮の1発で勢いに乗ったかに見えたが、守備のミスから逆転負けを喫した。これで1次ラウンドとの結果も含めた、2次ラウンドの成績は2勝2敗。3大会連続の決勝進出には、日本時間10日未明の韓国戦での勝利が必須となる。日本、2勝2敗のカナダ、3勝1敗の韓国との3チームで、4連覇を目指す米国への挑戦権が争われる。【久保賢吾】

 ▼清宮が今大会2本目の本塁打。日本がU18W杯に高校代表で臨むのは04、12、13、15年に次ぎ今回が5度目だが、本塁打2本以上は12、13年の森友哉(大阪桐蔭)に次いで2人目。1大会2本は初めて。

 ◆スーパーラウンド 1次ラウンド(R)A、B組の上位3チームが進出。別組の3チームと対戦し、上位2チームが決勝へ、3、4位は3位決定戦に進む。順位は1次Rで対戦した同組チームとの対戦成績を含め、計5試合分で決める。

 ◆日本の決勝進出条件 4戦全勝の米国が決勝に進出。日本が決勝に進むには9日(日本時間10日未明)の韓国戦に勝つことが条件。日本と韓国が3勝2敗で並んだ場合は直接対決の結果で日本が進出。カナダも並ぶと3チーム間の得失点率差、得失自責点率差、チーム打率の順に比較する。