駒大苫小牧が延長12回の激闘を逆転で制し、前回優勝した13年以来4年ぶりに決勝に進出した。

 5-6と1点差で迎えた12回無死満塁から3番・横地颯(2年)の中犠飛で追い付き、1死二、三塁で4番・荻田隼斗(2年)がサヨナラ中犠飛を放ち、3時間37分の長い戦いにけりをつけた。

 決勝犠飛の荻田は「最後まであきらめない気持ちが結果につながった。常に後ろにつなぐ意識でやってきたことが良かった」と振り返った。04年夏の全国制覇時の主将だった佐々木孝介監督(30)は「うれしくて、みんなをほめてあげたい」と喜んだ。

 9日の決勝は、ヤンキース田中将大投手(28)の母校・駒大苫小牧と、お笑い芸人とにかく明るい安村(35)の母校・旭川実が午前10時から札幌円山球場で激突する。