元部員の飲酒、喫煙が発覚した仙台育英高(宮城)硬式野球部が、来年1月9日まで活動を自粛することが9日、分かった。自校のホームページ(HP)上で学校が発表した。

 5日に調査委員会を立ち上げ当該部員からヒアリングし、概要をHP上で説明。今夏の甲子園出場メンバーが関与していたと報道されていたが、同校は否定した。6人の中には他の公式戦の出場経験者が1人いたことを明かし、新たに飲酒では複数名の生徒の関与も発覚。数回の飲酒に加え、寮内で飲酒していたことも分かった。

 すでに宮城県高野連には口頭での報告を済ませており、前日8日には調査書を提出した。6日に無期限での活動自粛を発表したばかりで、日本学生野球協会からの裁定を待たずに再開を明示する方向となった。この日、仙台市内で行われた県内の硬式、軟式野球部の現主将が集まるリーダー研修会に出席予定だった西巻賢二前主将(3年)と阿部大夢現主将(2年)は宮城県高野連の配慮で欠席した。