センバツ8強入りを狙うのは、3年ぶり5度目の出場となった近江だ。

 同校にとっては創立80周年の節目の年。滋賀県から3校の出場が決まったことにベテランの多賀章仁監督(58)は選手全員を集めて「まさかの快挙で、名誉なことです。これを誇りに思って結束しよう」と訓示をして引き締めた。

 また多賀監督は「なんとかベスト8入りすれば、道は開ける」と明確に目標を掲げた。主戦の林優樹投手(1年)は、冬場の1日5キロの走り込みと食事によって、体重5キロアップの60キロをクリア。注目を集める有馬諒捕手(1年)も「ベスト8入りを十分目指せるチームです」と自信をのぞかせた。