センバツ出場中の静岡が、前日24日の駒大苫小牧(北海道)戦の快勝から一夜明けた25日、大阪市の南港中央野球場で2時間、軽めの練習を行った。84球完封勝利で、一躍、「全国区」になった春翔一朗投手(3年)は、ポール間走とストレッチで調整した。

 「昨日は(午後)8時には寝たんですが、普段は出ないところに張りが出たりしました。今日は『積極的休養』です」

 84球完封には、野球評論家の張本勲氏(77)も反応。この日放送のTBS系「サンデーモーニング」で、「あっぱれ! 84球というのは珍しいよね。100球以内で完封するのは、よっぽどコントロールがいい」と絶賛した。これを受けて春は、素直に「うれしいです」。それでも「喜ぶのは昨日まで。今日からは切り替えていきます」と引き締まった表情で話した。

 選手たちは午前、甲子園球場で明徳義塾(高知)-中央学院(千葉)を観戦した。明徳義塾の劇的サヨナラ勝利に、春は「やはり、力のあるチーム。ああいう試合を見せてもらうと、もう1度、いい投球をしたくなります」と気持ちを高めた。

 ともに勝ち進めば、明徳義塾とは準々決勝で対するが、その前に29日の3回戦(聖光学院-東海大相模の勝者)だ。「どっちが来ても大丈夫です」と春。初戦で全国ブレークしたエースが、ますます頼もしくなってきた。【鈴木正章】