星稜が延長10回、奥川恭伸(2年)のサヨナラ二塁打で近江を下しセンバツ8強入りを決めた。春のベスト8は95年以来23年ぶり3度目となった。

 近江が先手を取った。1回1死一、二塁から4番北村恵吾(3年)が左前適時打を放ち先制。なおも一、二塁から5番瀬川将季(3年)も右前適時打で続き2点を先制した。

 さらに6回。1死一塁で木村龍之介(3年)が中堅への適時三塁打で1点を追加した。

 近江の先発林優樹(3年)の前に5回まで3安打無得点に抑えられていた星稜は3点を追う6回に反撃を開始。無死二、三塁から2番手でマウンドに上がった6番奥川恭伸(2年)が、バットで右前に2点適時打を放ち1点差。なおも1死一、三塁から9番佐々井光希(3年)の中堅犠飛で同点に追いついた。 

 星稜は延長10回2死一塁から奥川恭伸(2年)が左中間を破るサヨナラ二塁打を放ち試合を決めた。近江は延長10回1死二塁の得点機を作ったがあと1本が出なかった。