大阪桐蔭が花巻東(岩手)に17安打19得点で大勝し、ベスト4を決めた。

 投げても先発のエース柿木蓮投手(3年)から横川凱投手(3年)、森本昂佑投手(3年)の継投で6安打完封勝ちした。同カードは12年以来。阪神藤浪擁する大阪桐蔭と、エンゼルス大谷のいた花巻東の対戦だった。

 初回に4点、2回に5点と序盤に大差を付けるも攻撃の手はゆるめなかった。西谷浩一監督(48)は試合中「勝っていることを保険にして、もっと攻めていけ」と話した。主将の中川卓也内野手(3年)も「いつ何が起こるか分からない。気を緩めることなく、どんどん攻めていこうと言っていました」と隙は見せなかった。

 史上3校目の春連覇まであと2勝。「勝つためには大会中の成長が必要不可欠。部員41人全員で戦うと、常に言い続けています」と中川主将。緩めることなく、偉業へ突き進む。