智弁和歌山が東海大相模(神奈川)に12-10で打ち勝ち00年以来18年ぶりの決勝進出を決めた。10-10で迎えた10回表、冨田泰生外野手(3年)の犠飛などで2点を勝ち越し、乱打戦を制した。

 東海大相模は1回に4点を先制したが智弁和歌山の強打の前に屈し7年ぶりの決勝進出を逃した。

 試合経過は以下の通り。

 東海大相模は初回、1番小松勇輝内野手(3年)が左三塁打で出塁すると2番山田拓也内野手(3年)の適時打でます1点。さらに後連打と四球で無死満塁とし5番梶山燿平外野手(3年)の走者一掃の右中間二塁打で3点を追加、計4点を先制した。

 智弁和歌山は3回、2死満塁から4番文元洸成内野手(3年)の適時打で2点を返した。続く4回には、東妻純平捕手(2年)、神崎恵都外野手(3年)の適時打で4-4とすると2番西川晋太郎内野手(2年)の右中間への適時二塁打で5-4と試合をひっくり返した。

 東海大相模は5回、渡辺健士郎内野手(3年)が右へ2ランを放ち6-5と再び逆転した。

 東海大相模は6回、四球と敵失で好機を広げ山田拓也内野手(3年)の適時三塁打、さらに犠飛、敵失で加点し10-5とリードを広げた。

 智弁和歌山は7回、暴投で1点を返した。さらに8回、2死二、三塁からプロ注目のスラッガー、林晃汰内野手(3年)の2点適時打で8-10と2点差。その後満塁とすると6番黒川史陽内野手(2年)の中前適時打で2者生還し10-10の同点に追いついた。

 試合は10-10で延長戦へ突入。

 智弁和歌山は10回、1死二、三塁から冨田泰生外野手(3年)の犠飛、黒川の適時打で2点を勝ち越した。