大阪桐蔭の根尾昴内野手(3年)が好リリーフでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 5番遊撃でスタメン出場。2点を追う5回から2番手で登板した。直球は最速で147キロを計測。延長12回まで投げ、9三振を奪った。無四球と制球も安定し、三塁を踏ませない好投だった。

 「(投球で)リズムをつけられたので、良かったです。チーム全員で粘った。もう1点取られたら、一気に相手に流れがいく。うまく三振も取れた」。打撃では4打数2安打。9回には四球で出塁し、同点のホームを踏んだ。

 今秋ドラフトの目玉は二刀流の本領を発揮した。4日の決勝戦では、公式戦初の連投も視野に入る。「全然疲れていない。まだまだ投げられた。連戦連投は向こうも一緒。気持ちで負けないようにしたい。何が何でも優勝する」。春連覇へ、フル回転を誓った。