ドラフト1位候補の上茶谷大河投手(4年=京都学園)が駒大戦で先発し東都リーグ新記録となる20三振を奪った。

 初回を3者空振り三振。2回に振り逃げを含み7三振を奪うと、3回若林の空振りまで8者連続三振を奪った。9回に3連打を浴び降板したが、9回途中20奪三振の記録を作った。先日楽天の試合を見て、岸のチェンジアップにくぎ付けになった。「あれはエグイと思いました」。YouTubeなどを参考にしイメージを膨らませた。この日久しぶりに投げたチェンジアップが、記録樹立の要因となった。

 記録に並んだ際は場内から拍手が起こった。「三振の数は意識していませんでしたが、スタンドがワッてちょっとうるさくなったので気付きました。とにかくチームが勝って良かった」とサヨナラ勝ちを喜んだ。

 東都リーグの1試合最多奪三振の記録は92年、日大の門奈哲寛(対国学院大)、02年、日大の堤内健(対専大)の18奪三振。