春夏合わせて甲子園に6度出場している高崎健康福祉大高崎(群馬)が、部員同士の暴力行為があったとして対外試合を自粛していることが1日、分かった。

 同校によると、5月中旬に寮で2年生部員が1年生部員に暴力を振るった。チームは春季関東大会に出場していたが、当該部員はメンバー外だった。県高野連に事態を報告した上で出場を許可された。大会終了後は予定していた練習試合を自粛している。加藤陽彦校長(60)は「現在は処分を待っている状態です。今後は生徒指導により力を入れ、再発防止と信頼回復に努めたい」と話した。同校野球部は春季群馬大会で優勝。関東大会で2度目の優勝を飾り、今夏の第100回全国高校野球選手権記念大会の優勝候補に挙がる。26日に開かれる審査室会議の処分次第では、7月7日開幕の群馬大会に“ぶっつけ本番”で挑む可能性もある。