函館地区の開幕戦では七飯(ななえ)の174センチ右腕、西村爽吾(2年)が函館西打線を相手に3安打9奪三振で9回を投げきり、100回大会で日本一早い完封勝利を挙げた。

 先発した2年生エースは、120キロ台後半の直球を軸に、スライダー、カーブを織り交ぜ打者を手玉に取った。チームを16年春以来7季ぶりの勝利に導き「うれしいです。カウント有利に投げられたのが良かった」と喜んでいた。

 次戦は26日に春6度、夏7度の甲子園出場を誇る函館大有斗と対戦する。西村は「みんな4番だと思って1人1人に全力で投げたい」と意気込んだ。