第100回の夏がついに、始まる! 「みちのくプラス!!」高校野球特集の最終回は、恒例企画の記者とデスクの緊急座談会「東北6県展望編」です。全県で組み合わせが出そろい、どのチームも虎視眈々(たんたん)と甲子園を狙っています。デスク(以下デ)と記者(以下記)の掛け合いで、この夏の展望と狙いを解き明かします!【取材・構成=高橋洋平】

<青森展望>

 デ 本命は八戸学院光星で堅そうだな。

 記 5季ぶりにライバル青森山田から県優勝を奪還し、東北大会でも4強。エース右腕の福山優希(3年)と、主将の3番長南佳洋外野手(3年)の投打の軸がしっかりしています。

 デ 青森山田は抽選会で主将が交代していた。

 記 前主将で主戦格の今広行(3年)を投手に専念させる狙いです。2年連続の夏に向けて、主将交代という勝負手を放ちました。

 デ ノーシードの弘前学院聖愛と、八戸工大一の実力私立組をどう見るか。

 記 シード校からしたら、初戦での激突を避けたかったはず。無難なところに収まったという印象です。

 デ 公立勢の健闘も見たいね。15年は三沢商が光星相手に延長戦サヨナラ暴投で、優勝を決めた。

 記 夏は何が起こるか分かりませんからね。公立勢にもチャンスはあります。