夏の甲子園の前身にあたる「第1回全国中等学校優勝野球大会」で準優勝した秋田が、9-1の7回コールドで仁賀保に勝ち、初戦を突破した。

 初回に4番・塩津健志朗(2年)の中犠飛などで3点を先制した。3-1で迎えた6回にも6番で主将の湊壮矢内野手(3年)の左犠飛で加点。7回には3安打に4四球を絡めて、5点を追加して試合を決めた。

 3番・菊池信平内野手(1年)と5番・柴田和希外野手(1年)がマルチ安打。2年生エース長谷川叶投手も4回から登板し、1安打無失点と好投。下級生の貢献も光った。

 湊主将は「100回大会ということも含めて、自分たちへの期待はもちろん感じる。偉大な先輩たちが作ってきた歴史に、さらに1ページを加えたい。1、2年生を含め『総攻撃』というテーマを掲げて振り込んできたバッティングの成果は出たと思う」。15年ぶりの夏の甲子園切符獲得に好発進をきった。