優勝筆頭候補の大体大浪商が、39年ぶりの夏の甲子園出場に向けて圧勝発進した。

 初回に江畑翔平投手(3年)の公式戦1号3ランなどで7点を先制。2回にも9四死球がからんで12点を奪い、一方的な試合に。気温36度の猛暑の中、4連合チームの先発捕手が熱中症で交代。4連合チームの守備の時間が長引き、2度の給水タイムを設ける壮絶な試合となったが、大体大浪商打線は集中力を切らさず得点を重ねた。

 チームは立石健(3年)、江畑と投の左右の両輪を擁し、79年夏以来の出場に期待がかかる。四田勝康(よしみち)監督(61)は「どこもチャンスと思っておられると思う。厳しい大会になると思います。自分たちのプレーを成功させることに集中しようと、選手には話しています」と語った。