10年ぶりの夏の甲子園出場を狙う近大付が、5回コールド勝ちで貝塚南を下した。

 初回無死一、二塁から3番山本大輝内野手(3年)の適時打などで一挙5得点。大量援護を受けた先発の梅元直哉投手(2年)が3回2安打無失点と好投すると、後を受けた前岡武希(いぶき)投手(2年)も2回を無安打に抑えるパーフェクトピッチング。プロ注目の大石晨慈投手(3年)の登板はなかったが、2年生投手の好投が光り、3年ぶりのベスト16入りを決めた。藤本博国監督(48)も「(2投手とも)持ち味を出してくれた。後先考えず、飛ばしてくれたのが良かった。5点あったので投手も入りやすかった」とうなずいた。