木更津総合(東千葉)が2本塁打を含む、12安打10得点と打ちまくり、圧勝で優勝した。

 1点を追う2回表、1死一塁から太田翔梧外野手(2年)が左翼席へ逆転アーチをかけると、5回までに9点をあげ試合の主導権を握った。昨秋から打力を強化。冬場は徹底して振り込み、切れ目のない打線で東千葉大会を打ち勝った。投げては野手兼投手の野尻幸輝内野手(3年)が完投勝利。最速149キロの根本太一投手(2年)を温存し優勝を手にした。五島卓道監督(64)は「経験値のある選手たちが、慢心することなく戦ってくれた」と成長に目を細めた。

 ◆木更津総合 1963年(昭38)に木更津中央として設立の私立校。03年(平15)木更津中央と清和女短大付が統合され、現校名になった。生徒数2106人(女子1109人)。野球部創部は63年。部員60人。甲子園出場は春3度、夏は3年連続7度目。主なOBに与田剛(楽天2軍投手コーチ)井納翔一(DeNA)。所在地は千葉県木更津市東太田3の4の1。真板竜太郎校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦12―5成東

3回戦6―0検見川

4回戦8―0千葉北

準々決勝5―0千葉商

準決勝9―2東海大市原望洋

決勝10―2成田