鎌倉学園が、30年ぶりの決勝進出を決めた。

 1点を追う1回1死一、二塁で松丸航太郎内野手(3年)が左中間を破る二塁打を放ち、逆転。さらに2死二塁、竹村駿一内野手(2年)の適時打でさらに1点を追加した。2回と7回にも1点ずつ挙げた。

 先発したエース小島和也投手(3年)は、走者を背負いながらも粘りの投球で、3回2/3を被安打5の2失点(自責点1)。2番手の大浦駿人投手(3年)は3回2/3を2失点とし、最後は新倉将大外野手(3年)がマウンドに上がり、接戦を制した。

 昨秋の2回戦で敗れた横浜創学館にリベンジを果たし、鎌倉学園のOBでもある竹内智一監督は「昨年の7月17日に負けて、ロッカールームで泣いてスタートしたチームだった。選手たちが、このメンバーでやりたいという気持ちを体現してくれた。1球1球、思いをつないでくれた」と振り返った。

 28日の決勝では、横浜と対戦する。過去の対戦では、1勝1敗。昨秋の県準々決勝では15-8の8回コールドで勝利。しかし今春の県準決勝では0-12の5回コールド負けを喫している。新倉は「甲子園に行くだけです」と力強く話した。