済美(愛媛)が劇的な逆転サヨナラ満塁弾で星稜(石川)を破り、2年連続の16強入りを決めた。

 9-9で12回を終了。13回から今大会2度目のタイブレークに入った。表の星稜に2点を勝ち越されて迎えた13回裏、バント安打で無死満塁とすると1番矢野功一郎内野手(3年)が右翼ポールに当たる逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。

 サヨナラ満塁弾は1977年の3回戦で大鉄(大阪)の川端が3回戦の津久見戦で放って以来41年ぶり史上2本目。この時は6-6の11回裏に打った。逆転サヨナラ満塁弾は史上初めてとなった。

 矢野は「あまり感触がなかったので入るとは思わなかった。頭が真っ白になって何も考えられなかった。とにかく勝ててホッとしています」と話した。