全国大会初出場の札幌大谷(北海道)が、10年ぶり6回目出場の国士舘を下し、初の4強を決めた。

初回無死二、三塁で主将の飯田柊哉捕手(2年)の中前適時打で2点を先制。先発の196センチの長身左腕、阿部剣友が1回を無失点で抑えると、2回から172センチの右腕、増田大貴(ともに1年)が7回2/3を3失点とロング救援。1年生同士の継投で勝利を呼び込んだ。

船尾隆広監督(47)は「まず阿部で1つでも多くアウトを取ってくれたらと思っていたが、思いのほか良かった。増田も今まで見たことのない投球だった。うれしい誤算です」と振り返った。