高校通算22本塁打を誇る、常葉大菊川の鈴木琳央内野手(3年)が2日、神奈川大経済学部に指定校推薦で合格した。吉報を受けて「全国大会を狙えるような、レベルの高い大学で野球をやりたかった。今年の春から志望していたので、うれしいです」と喜んだ。

県屈指のスラッガーは、大学野球でも持ち味を発揮するつもりだ。早くも「他の選手に本塁打で負けたくない。常に意識していきたい」と気持ちを高めている。今年3月と8月に同野球部の練習に参加。大学生の投球を目にして、その威力に驚いたという。「今の自分のスイングでは打ち返せない。入学までに練習で振り込みたい」と気を引き締めた。

今夏の甲子園は、3試合でわずか1安打。全国レベルの高さを思い知らされた。「そういった投手たちに通用するよう、大学で力を磨いていきたい」と話し、今後のレベルアップを誓った。【河合萌彦】

◆鈴木琳央(すずき・りお)2001年(平13)2月25日、袋井市生まれ。袋井東小1年から野球を始める。袋井中では掛川シニア所属。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。180センチ、77キロ。血液型AB。