横浜(神奈川)渡辺元智前監督(74)の育成功労賞受賞を祝う集いが8日、横浜市内で行われ、甲子園優勝監督がズラリと登壇した。

来賓紹介ではまず、今夏で勇退した智弁和歌山・高嶋仁前監督があいさつ。その後、大阪桐蔭・西谷浩一監督、PL学園(大阪)中村順司元監督が壇上に上がり、明徳義塾(高知)馬淵史郎監督、浦和学院(埼玉)森士監督、花咲徳栄(埼玉)岩井隆監督、作新学院(栃木)小針崇宏監督らが続々と紹介された。

350人の関係者で埋め尽くされた会場からは「全員で甲子園何勝?! 」との声が飛び交った。今年、2度目の甲子園春夏連覇を飾った大阪桐蔭・西谷監督には記念品が贈呈され、プレゼンターとして同い年の東海大相模(神奈川)門馬敬治監督が登場すると、会場が湧いた。

駆け付けたDeNA筒香ら多くのプロを育てた渡辺元智前監督は「選手に恵まれた。卒業生が私の財産。これからもOBを大事にしていきたい」と感謝を述べた。また、孫で明大の佳明内野手(4年=横浜)が今年楽天入りを決めた。「プロは甘くない。オヤジとしての縁は今日で切るぐらいのつもりでいる。自分の力で立ち上がってほしい。でも…2月1日のキャンプはこっそり見に行こうかなと思います」と冗談交じりに話し、会場は最後まで盛り上がった。