センバツ前のサバイバルマッチが決まった。第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する札幌大谷が25日、和歌山2次合宿中の3月12日に、和歌山・御坊市内で箕島(和歌山)と練習試合を行うことを発表した。

当初、最終登録の3月15日以前に対外試合を行う予定はなかったが、船尾隆広監督(47)が「12日に練習試合ができるようになったので、その試合を見て、最終の18人を決めたい」と説明した。

負傷者以外の全54人が参加した鹿児島1次合宿を20日に終え、この日までに和歌山合宿(3月10日出発)参加する30選手が絞り込まれた。昨秋の明治神宮大会登録18人のうち、右足首捻挫で離脱している増田大貴投手(1年)以外の17人と、メンバー外からは、残りの2年生11人、1年生の竹嶋亮投手と荒川善斗外野手が入った。チーム内競争は続くが、飯田柊哉主将(2年)は「甲子園で勝つために、出る選手も出ない選手も気持ちをひとつにできるようにしないといけない」と話した。

▽札幌大谷の選抜旗授与式が25日、同校体育館で行われた。旗を手にした飯田柊哉主将(2年)は「甲子園に出るという実感が、わいてきた。ここからさらにギアを上げたい」と意気込んだ。また大会期間中は、関西の真宗大谷派の関連校、大谷、京都光華(ともに京都)、大阪大谷、東大谷(ともに大阪)の4校の吹奏楽部、バトン部など、約200人との合同応援になることが同校から発表された。