第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する32校主将による「キャプテントーク」が14日、大阪市内で行われた。

春日部共栄(埼玉)の石崎聖太郎主将(2年)は、龍谷大平安(京都)の水谷祥平主将(2年)に「どんな打撃練習をしていますか?」と質問した。

水谷は「3カ所で打撃をしていますが、常に1球目に集中できるようにしています」と返答。石崎は閉会後に「うちは1球1球が雑になっている部分があった。平安に教えてもらったので、生かしていきたい」と話した。

質問には、もう1つの意味も隠されていた。春日部共栄が前回甲子園に出場したのは14年夏。その時、1回戦で破ったのが14年春優勝の龍谷大平安だった。「スコアは5-1ですよね」と石崎はしっかり記憶していた。校内の記念碑をよく見るからだ。

「やっぱり気になる相手です」という龍谷大平安に、まずは質問で先制攻撃した形だ。「近畿大会で優勝するくらいだから、相当の打力があると思う。平安とやってみたいです」。組み合わせ抽選会は、15日午前9時から行われる。