全国デビュー、即主役だ。U18高校日本代表1次候補による「国際大会対策合宿」が5日、大阪市内で始まった。甲子園未出場ながら選出された大船渡(岩手)の最速157キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)には、30人の代表候補も興味津々だった。

星稜(石川)奥川恭伸投手(3年)は「テレビで見たのと顔が違う」と佐々木の印象を話した。「メジャー行くの?」と直球で切り込んだ選手もいた。うわさの剛腕が皆、気になる。木製バット対策で集結した全国の猛者たちからも「あの球を打席で見てみたい」の声が相次いだ。

熱視線を浴びる佐々木も「テレビでしか見たことない人がいっぱいで。オーラがすごい」と少々興奮。「いい刺激にして自分に生かしたい」と意気込んだ。6日には実戦形式の練習が行われる予定。12球団のスカウト陣が集結する中、佐々木も登板の可能性がある。