小雨が舞う中、延長戦を制した近江(滋賀)が、神戸国際大付(兵庫)を下し16年ぶりに近畿大会を制した。
初回、1死二塁から準決勝でサヨナラ3ランを放った3番住谷湧也外野手(3年)の適時二塁打で先制。その裏、2点を奪われ追う展開となったが3回表、1死から再び住谷が2試合連続となる同点の左越えソロを放ち、試合を振り出しに戻した。
2-2で迎えた7回表、2点を勝ち越したが、その裏神戸国際大付も負けじと4連打で2点を追加。両者譲らず延長戦に突入した。
決着がついたのは11回。1死満塁から5番板坂豪太内野手(3年)の走者一掃となる適時二塁打で大きな3点を奪い、試合を決めた。
試合後、多賀章仁監督(59)は「林の粘投につきます。こういう舞台でこのゲームができたのはなにより。練習試合で30試合分くらいの価値がある」とエースの粘投をたたえた。
2試合連続で先発した林優樹投手(3年)は11回を投げ、16安打5失点で完投勝利。前夜、多賀監督に登板を志願した決勝のマウンドで、150球を投げきった。「粘りの投球ができた。仲間を信じて打ち取ることができた」。最後の打者を二飛に打ち取ると、雄たけびを上げた。「夏は滋賀県の高校が打倒近江で来る。自分たちは挑戦者の気持ちで、1戦1戦やっていきたい」。あと1カ月と迫った最後の夏に向け、気を引き締め直した。
昨夏の甲子園で個人歴代最高の打率・769をマークした3番住谷は、この試合5打数5安打1四球で全打席出塁した。

