今春北大36人合格の進学校の札幌旭丘が“ディベート”で団結し3年ぶりの夏1勝を挙げた。恵庭北との札幌地区1回戦は延長10回1死二塁で4番小島柊人左翼手(2年)が右中間を破るサヨナラ打で決着した。

昨秋、チームのゆるい雰囲気を感じた村山嘉啓監督(43)が練習を禁止。選手たちは約2カ月間「格差社会」など社会問題を議論し、相互理解を深めた。小島は「人間力が磨かれたことが接戦にもいきた」と喜んだ。