プロ注目の最速149キロ左腕、興南の宮城大弥(ひろや)投手(3年)が、最後の夏初戦で149キロ速球を披露した。

8-0で迎えた7回表に3番手でマウンドへ。打者3人に対して2三振を奪う完璧な投球だったが、最後の空振り三振の直球が自己最速タイの149キロだった。

3番センターでスタメン。3番手としての登板予定は1イニングだけに終わったが「まずは勝つことできてよかった。自分としては半分より上くらいの配分だったけど最後はちょっと力入れました」と夏初戦としては上々のスタートに笑みもこぼれた。

雨のため初戦が約1週間順延となったが「調整は問題なかった」とケロリ。「最後の夏なんで、なにがなんでも甲子園に行きたい。相手が対策を講じてくると思うが、自分も修正して対応したい」。

ネット裏で見守ったプロ数球団にも、存在もしっかりアピールした。ロッテ永野チーフスカウトは「投げる姿見られてよかった。力強さは変わらずいいですね」と評価した。