長岡商の左腕エース目黒宏也投手(3年)が、最後の夏へ自信を見せる。春は4回戦で優勝した日本文理に3-6の惜敗。昨夏は3回戦で甲子園出場の中越に1-9と、私学の強豪に上位への進路を阻まれてきた。今夏も順当なら4回戦で第1シードの日本文理と対戦する。
切れ味鋭く落ちるスライダーを武器に45年ぶりの夏を狙う。
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目黒の顔には自信がみなぎっていた。「三振を狙わなければならない時は、狙って取る」。ピンチの場面を切り抜ける術を身につけた。直球の最速は2年の春にマークした133キロ。「それ以後は、計測していないけれど、それより上がってると思う」という速球をベースに決め球は鋭く落ちるスライダーだ。2年春から背番号1を背負ってきた経験豊富なエースは、県内NO・1左腕の呼び声が高い。
「勝ち上がっていけば、春に負けた日本文理と当たる。リベンジして勢いをつけ、優勝したい」と目黒は言った。上越総合技術との初戦(2回戦)から油断できないゲームは続くが、エースが当面の“ターゲット”にするのは春の県覇者だ。春4回戦の日本文理戦は3-6で敗れたが7回まで3-3の接戦を演じた自信と、終盤の投球への反省は夏への肥料。「ピンチの場面で打たれてしまった。ピンチにも打たれない投手が理想」と思い描く投手像に向け練習を重ねてきた。制球力も上がり「ピンチに動揺しなくなった。インコースと低めを突いていきたい」。
佐藤忠行監督(44)は「(目黒が)まっすぐをキチッと放れは試合を作れる」と期待する。チームは6月中旬に1週間の校内合宿。早朝6時から振り込み、ランニングなどを繰り広げ、調整は上々だ。平成29年度卒のメンバーが寄贈した横断幕は「長商」に語呂合わせした「挑勝」。目黒は「最後の夏は緊張するけれど、それを集中力にかえる」と1974年(昭49)以来の甲子園に挑戦する。【涌井幹雄】
◆目黒宏也(めぐろ・こうや)2001年(平13)11月6日生まれ、長岡市出身。秋葉中出身。野球は東谷小2年から東谷野球クラブで始める。高校では2年春から背番号1をつける。左投げ左打ち。173センチ、69キロ。血液型O。
◆長岡商の甲子園 選手権に過去2度出場。初出場は1970年(昭45)で1回戦で岡山東商に1-8で敗れた。2度目は74年(昭49)で初戦2回戦、福岡第一に2-3で惜敗し、甲子園では0勝2敗。センバツ出場はない。

