組み合わせ抽選会が1日、奈良県橿原市内で行われ、参加38チームの主将らが参加した。昨秋優勝の天理と、春優勝の智弁学園は決勝まで当たらない。

2年ぶりの出場を目指す天理の主将、北野樹捕手(3年)は「コールド返し」の誓いを立てた。

春はベスト8で郡山にコールド負け。初戦の五條に勝てば、その郡山と再戦になる可能性が高い。気になるチームとして真っ先に郡山を挙げ「コールド負けしたので、コールド勝ちで返す気持ちで向かう。自信を持って自分たちの野球をしたい。甲子園に出るのではなく、甲子園で勝ち上がるのが目標です」と並々ならぬ意欲だった。

智弁学園については「決勝で対戦したいです」と勝ち上がりを宣言。ライバル校の主将、坂下翔馬内野手(3年)にはボーイズリーグ時代に全国行きを阻まれた因縁もある。

智弁学園は強打が持ち味だ。春は優勝し、近畿大会では智弁和歌山との兄弟校対決も制した。準決勝で近江に逆転サヨナラ負け。坂下は「目標はもちろん甲子園、日本一。近江にああいう形で負けて、まだ自分たちにはスキがあると分かった。ああいうチームに勝たないと甲子園では勝てない。全員で言い合って、練習も増やしています」と着々とレベルアップ中だ。

13日開幕、28日決勝。すべて橿原市の佐藤薬品スタジアムで開催される。