部員が11人の蒲生と10人の鹿児島第一の対戦は、鹿児島第一が両チーム計30安打の乱打戦を制した。

7-9で2点を追う6回に逆転だ。同点に追いついてなお無死二、三塁のチャンスで、6番・上野勇稀投手(3年)が逆転の中越え適時2点二塁打。7回にはランニング本塁打も飛び出し突き放した。

野球部員は9人だが、けが人が出た場合に備えテニス部から助っ人を得て臨んだ今大会。昨秋の新チームからの公式戦初勝利に燃えていた主将の久木田駿典内野手(3年)は「僕らが(野球部に)入って夏は初勝利になります。部員全員が3年で、どうしても勝つ気持ちでした」と喜んだ。