佐渡総合が、18年ぶりの夏勝利を狙った新潟北を圧倒した。4回までに先発全員の22安打で30点で挙げ、豪快に5回コールド勝ちした。4回には打者19人、12安打の猛攻撃で大量15得点を奪った。

4番に据わり、4安打4打点、2本の三塁打を放った本間拓麿捕手(2年)は「持ち味の長打力が発揮できた試合」と振り返る。本塁打こそなかったが二塁打3本、三塁打5本が飛び出した。一方的な試合展開でもベンチでは「何が起こるか分からない」と声を掛け合い、全員がバットを振り切ることを徹底。チームでは冬場、1日あたり1000本の素振りをノルマにトレーニングに励んでいた。「効果が出ているかもしれない」と本間は笑顔を見せた。

この日は大量得点を奪ったが「本来は粘り勝つ野球のチーム」と藤巻辰也監督。「決して大振りはしないよう選手には今日のことは忘れるように言う」と気を引き締めていた。