湯本は3度の逆転で激戦を制した。7回に決勝の中前2点適時打を放った江尻翼内野手(3年)は「リードされても1点ずつ取っていこうと声をかけていた。ベンチのメンバーにも、もっと出場するチャンスを与えてあげたかったので負けられなかった」と主将の意地を見せた。

郷家邦博監督(55)は「かみ合ったときに不思議と粘れるチーム。今日も逆転されてシュンとなるところがなかった。うまくいけばチャンスがある」と手応えを感じていた。