佐渡が春の準優勝校・三条に圧勝した。14安打を放ち、11-3で7回コールド勝ちした。

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第2シード校を力でねじ伏せた。4回までスコアボードに「0」を並べていた佐渡が、5回以降に打線を爆発させた。5回は四球と失策を挟み5長短打を放ち、4得点。4-2で迎えた6回もバットから快音が鳴りやまない。2四球に6長短打で一挙7点だ。5、6回に2安打3打点の3番・野崎大夢捕手(3年)は「勝ってかぶとの緒を締めよ、という気持ちです」と春の準優勝校に大勝しても、浮ついた気持ちはなかった。

佐渡は冬場に打撃練習を強化テーマの1つとして積んできた。前山隼人監督(32)は「体重を増やすこと。トレーニング。打撃をメインに取り組んできた」と話した。3日間のノルマ5000スイングという期間もあった。パワーアップを図った冬場の練習が実を結び、打線はつながった。6回は1死から9番・橋本玲音投手(2年)から、野崎の中越え三塁打までに4連打で3得点。「出来過ぎ」と指揮官も驚く集中力だった。

佐渡は離島という不利な条件を背負っている。試合前日の13日は午前中に学校で練習し、午後のフェリーに乗船。約2時間費やして夕方に新潟入りした。試合当日14日は新潟市内の宿舎から長岡市悠久山野球場に乗り込んできた。今日14日帰郷して、17日の4回戦、昨夏覇者・中越戦に備える。「佐渡から(有望な)中学生が流出している。島内に残っても野球で戦えるということを示す使命を持っている。島内を盛り上げたい。そんな気持ちでやっている」。前山監督は選手たちに目的意識を植えつけてゲームに臨んでいた。【涌井幹雄】