<高校野球岐阜大会:県岐阜商6-5大垣西>◇14日◇2回戦◇長良川球場

県岐阜商(岐阜)は新ユニホームを泥だらけにして必死の逆転勝ち。18年3月から母校の指揮を執る鍛治舎巧監督(68)は冷や汗発進に「相当苦しんだ。采配がよくなかった」と苦笑いした。

帽子とアンダーシャツが青。ストッキングと胸文字は山吹色。トップスには薄く黄色ラインが入る。24年の創部以来続いたクラシカルな白と濃紺から大胆に変わった。昨年から段階的に変え、春の東海大会で完成型を披露した。配色は監督のこだわり。「僕がいたところは全部これ。反対色、補色で(コントラストが)ハッキリする。体が大きく見えます」と説明。春には「低迷していて少し暗く感じた」とも話していた。

同監督がプレーした松下電器(現パナソニック)のユニホームが原点で、率いた中学野球の枚方ボーイズ(大阪)や秀岳館(熊本)も同配色。9年ぶりの夏の甲子園へ、成果は出るか。【柏原誠】