北照(南北海道)が延長14回の死闘の末、4-3で札幌国際情報を下し、同校初となる2年連続の甲子園出場を決めた。この夏全7試合先発のエース桃枝丈(3年)が14回を193球で完投。小樽地区3回戦からは6試合連続完投で、計60イニング845球を投げ抜いた。

昨夏は初戦で沖学園(南福岡)に2-4と惜敗。夏甲子園は4戦未勝利で「まず、南北海道大会2連覇で北照の歴史を変えた。甲子園で1勝して、さらに歴史を変えたい」と意気込んだ。

仲間のサポートにこたえた。春の北海道大会小樽地区予選で救援した水川大地投手(3年)が、1球を投げ右尺骨を骨折し離脱。今夏はメンバー入りも登板できず、桃枝の体のケアなどで支えてきた。甲子園までには実戦登板が可能になる予定で、桃枝は「水川のためにも、負けられなかった。甲子園では、2人で力を合わせられたら」と振り返った。